蔵書数はとにかく膨大、東京都立図書館ってどんな所?


投稿日:2017年07月06日


概要

東京都には各市区町村立の図書館や、大学などの図書館以外に、都立の図書館が2館存在します。
都民の読書生活を支える要となっている都立図書館とはどんなところなのか、今回の記事では都立図書館の状況や特徴についてお知らせします。

トピック

  1. 東京都立図書館としては2館の図書館がある
  2. 蔵書数は膨大で、国内の図書館でも最大規模。多摩図書館には雑誌の創刊号コレクションも。
  3. ミニ展示や企画展等のイベントも多彩
  4. 東京都立図書館条例という条例によって根拠付けられている
  5. FacebookやTwitter等のソーシャルメディアの利用も積極的

東京都立図書館としては2館の図書館がある

東京都の都立図書館は都内に2館あります。一館は東京都港区南麻布にある「東京都立中央図書館」。もう一つは東京都国分寺市泉町にある「東京都立多摩図書館」です。元々多摩圖書館は立川市に有りましたが、多摩市に移転しました。
元々は千代田区の日比谷公園にある日比谷図書館も、東京都立日比谷図書館という都立図書館でした。(が現在は千代田区に移管され、区立の図書館となっています)
中央図書館はまさに東京都の図書館、読書文化の中心としての役割を担っており、地上5階建て、地下2階建ての大きな建物に大量の書籍を保有しています。
新しくなった多摩図書館では、青少年のサポートを中心に据え、国内でもトップクラスの雑誌数を誇る「東京マガジンバンク」と、特に都内の青少年の読書活動を促進するための、「児童・青少年資料サービス」を行っています。

蔵書数は膨大で、国内の図書館でも最大規模。多摩図書館には雑誌の創刊号コレクションも。

東京都立中央図書館の蔵書数は約200万冊、全てが開架資料となっているわけではありませんが、単純な個人利用だけではなく、調査・研究やビジネス用途でも十分に支援可能な幅広く充実した書籍を保有・提供しています。
また、都立多摩図書館は60万冊程度と都立中央図書館と比較すると少ない資料数にはなっていますが、それでも公立の図書館として非常に多くの蔵書を誇る図書館です。
また、前述した「東京マガジンバンク」では約17,000誌を紹介しています。
その中でも創刊号ばかりを集めた創刊号コレクションについては貴重かつ、刺激的な資料としてとても重宝されています。
なお、都立図書館ではその豊富な蔵書数を活かし、都内の各自治体(市区町村)の図書館の利用者が希望した書籍が都立図書館のみにあった場合などは、予約対応・貸出提供なども行っています。
まさに都内の人たちの読書体験を大きく支援している状態であると言えるでしょう。

ミニ展示や企画展等のイベントも多彩

都立図書館では豊富な資料やサービスを提供しているだけではなく、多くのイベントを行っています。
例えば都立中央図書館では、「はじめての現代アート」というよう芸術よりのものや、「ネット時代の著作権」のような法律コーナーなど、多様なミニ展示を行っていますし、オリンピックに合わせた企画展なども行っています。
また図書館の利用を促進し、より便利な情報を得られるように、法律や美術情報の調べ方などの各種ミニセミナーも行い、情報と触れ合うためのレクチャーも行ってくれます。
また、図書館のバックヤードツアーや、本の修復現場の案内などのように通常の利用者ではなかなか見られない部分への案内も行われていて、ただ本をよむだけでなく、本を通してどのようなものを得られるのか、本とどう向き合うのか、過去の時代はどうなっていたのか、というような内容を学ぶことも誰でもできるようになっています。

東京都立図書館条例という条例によって根拠付けられている

ちなみに東京都立図書館は「東京都立図書館条例」という昭和39年に作られた条例を根拠条文として成立しています。
図書館評議会や委員についても定められていて、結構細かな決まりごとのもとに運営されているんだなあ、ということも伺えます。
なお、セミナールームなどは午前、午後、夜間などの時間で貸出をおこなっており(一日でも借りることは可能です)、
それぞれの部屋の利用料や、液晶モニターやプロジェクター、ワイヤレスマイクなどの設備の利用料と合わせて条例に定められています。
セミナールームは一日27,000円、講師控室は一日借りても1,000円です、都立の施設だけあって価格はかなり安いですね。貸し会議室の相場などと比較しても格安だと思います。

FacebookやTwitter等のソーシャルメディアの利用も積極的

東京都立図書館では公立図書館としては比較的珍しいソーシャルメディアの運用を行っています。
Facebookページでは休館案内やイベント案内の他、動画に寄る解説やQ&Aによる紹介なども行っていて、図書館好きならかなり楽しめる内容になっています。
TwitterアカウントではFacebookと同じく休館案内やイベント案内などを行っています。フォロワー数は1万を超え、12,800のフォロワーが2017年7月6日現在では存在しています。かなり多くの人が都立図書館のTwitterをFollowしているんですね。

おわりに

多くの蔵書を保有するだけでなく、様々な活動を通して人々の文化生活をサポートしている都立図書館の素晴らしさを少しはお伝えできたでしょうか。興味を持って頂けた場合は、ぜひ一度、実際に足を運んで生の都立図書館を体験して頂ければと思います。

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